旦那さんと別居中の場合、その別居をしている理由によっては慰謝料が取れる可能性があります。
ただし、注意が必要なのは、うかつに証拠を掴もうとして、あなたが浮気に感づいていることを知られてはいけないってことです。
どんなに鈍感な旦那さんでも、浮気がバレて良いとは思ってないはずですから、すぐに証拠隠滅を図られて、慰謝料が取れなくなりますよ！
そこで、慰謝料が取れるケースや取れないケース、そして上手に慰謝料を取るための方法を紹介してみました。
あなたの別居中の理由は慰謝料が取れる？取れない？
別居中の理由が、夫婦関係が破綻しきったと判断できる場合や、単なる仕事の都合などで別居している場合には、慰謝料が取れるとされています。
例えば、親の介護のために別居しているとか、単身赴任とか、もしくは喧嘩して別居をしていたとしても、お互いに離婚に向けての協議中などでなければ大丈夫とされています。
- 夫婦仲とは無関係な理由で別居中（単身赴任や親の介護など）
- 喧嘩（DVは無し）して別居中だけど離婚の話は出てない
つまり、上記に該当しない別居理由なら、浮気をされていてもそれを理由に慰謝料を取ることは難しくなります。
慰謝料が取れる別居理由だと分かったら
別居をしている理由が、夫婦仲とは無関係な理由だったり、喧嘩やDVなど無関係な場合には、すぐに次の行動に移るべきです。
次に起こすべき行動とは、裁判の場でも通用するレベルの「浮気の証拠」を確保することです。
浮気で慰謝料を取るには、素人が自分でスマホなどを使って撮影したり、録音をしたり、ラインなどの画面を写真で抑えたとしても、それでは慰謝料を取れるだけの証拠として認めてもらうことは難しいんです。
浮気を理由に慰謝料を取るには、常識では考えられないような条件がいろいろと必要になり、しっかりと慰謝料を取るには、浮気調査のプロを頼らないと大損をしてしまいますよ。
別居中の旦那の浮気相手がどこまで真実を知らされているか？も重要
別居中の旦那さんが浮気をしていた場合、その相手の女性に対して精神的苦痛を受けたことを理由に慰謝料請求をしようと考えるのは当然のことです。
でも、ここで問題となるのは、相手の女性が「浮気の被害者」だった場合です。よくある話として、旦那さんが浮気相手の女性に対して「妻とは離婚が成立している」とか「事実上破綻してる」などと言って安心をさせて、ちゃっかり浮気をするケースです。
この場合、いくら相手の女性が許せなくても、相手が本当に真実を知らなければ責めることはできません。
ここで取り乱して、プロに相談もせずいきなり相手の女性に対して訴訟や勤務先や自宅への電話攻撃をして怒鳴りまくってしまうと、下手をすれば何の罪もないあなたが逆に訴えられてしまう恐れさえあります。
これは旦那さんから慰謝料を取ろうとしていることにも悪影響する可能性があります。
例えば、旦那さん側から「妻に精神的に不安定なところがあったので別居した」「妻は被害妄想が激しい」など、あなたにとって不利な印象を捏造される恐れがあります。
こうなると、本来なら取れるはずだった慰謝料がとれなくなるばかりか、お子さんがいる場合などは最悪は親権を奪われるリスクもあります。
今は浮気をする男性もネットなどを駆使していろんな知恵をつけていますので、最初からプロに相談をして確実に証拠集めをしていくことが大切です。
