私の夫は32歳のコンピューター関係の仕事をしているサラリーマンです。私は35歳でフォトグラファーで撮影に行くことが多く家を留守にしがちです。
私は撮影の仕事で数日、家を留守にすることが多かったのですが、撮影から家に帰ってくると、部屋の中がなんとなく変わっているような気がしたのです。
真面目がとりえだからと夫を過信していました
部屋の様子の変化になんだか変だな~と思っていたのですが、夫は真面目な人だと思い込んでいたので、まさか浮気をするとは考えていませんでした。
ある日、夫が会社から帰って来たら香水の匂いがしました。私は茶化すように「なんの匂いなのよ」と笑って聞きましたが、夫は不機嫌そうに「なんでもないよ」と言ってすぐにシャワーを浴びていました。なんだか変だなとまた思いました。
私のバッグやスーツが徐々に減っていくのに気が付きました
そのうちに、私が数日留守にした後に、私のシャネルのバッグやスーツがなくなっていることに気づきました。
私は夫にどうして亡くなったのか聞きましたが、知らない、としか言いませんでした。よく調べるとバッグやスーツだけでなく、新品の靴もなくなっていましたし、未使用だったシルクのブラウスがクリーニングに出されていたりしていました。(後に分かったんですが、ヤフオクなどで売却して浮気相手と遊ぶお金にしてたみたいです)
夫のかばんからクマのステッカーのついた手紙が
これは何かあるな、と思いました。夫のかばんの中を見たら、可愛いクマのステッカーがいっぱい貼ってある手紙が出てきました。今の時代に手紙?と思いましたよ・・・
ふと思ったのは、夫は常に疲れていて仕事から帰ってくるとすぐに寝るということです。(浮気して遊んで帰宅すればそりゃ眠くなるのは当然ですよね。)そこで、いつものように撮影旅行に行くことにしてあえて1日早く家に帰ってきてみると、案の定、夜中の2時なのに部屋には電気が付いていました。
いきなり部屋に入ってやろうとしたらドアにチェーンが!
そして、鍵でドアを開けたらドアチェーンがしてあって開けることができませんでした。夫がドアのところに来て、本当に驚いていました。そして、ドアチェーンを開けようとしないのです。
私は「誰かいるんでしょ?」と聞きましたが、夫は「誰もいない」と答えました。しかしドアチェーンは開けようとしません。「誰もいなかったら開けなさいよ」と言いましたが、全く開けようとしないのです。部屋の中に誰かがいるのは間違いなく気配で分かりました。
押し問答を聞いた近所の人に警察を呼ばれてしまいました
ドアの前でああだこうだ言っていて近所迷惑となってしまい、ついには警察が来る騒ぎとなり、室内に堂々と入ることができました。流石に警察官は浮気現場に来たことを察知してくれて、「いい加減開けましょうよ」と諭してくれました。
そうして夫は国家権力の力のもとに現場を押さえられてもう逃口はないと観念し、奥にいた女の子も泣きそうな顔で出てきました。どうやら部屋の中にいたのは、私が見た可愛いクマのステッカーをベタベタ貼った手紙の女性だったようです。
え?まさか未成年?怒りは不安に変わりました
どう見ても20歳代の半ばといった感じではなく未成年にも見える年齢だったこともあり、その女性はとりあえず大急ぎで返し責めるヒマもありませんでした。てっきり警察のお世話になるような年齢だと思ったので警察の人がいるからマズイと思ったからです。
その後、私は夫を気持ち悪いと思うようになり離婚しました。なお、浮気の相手は20歳の女子大生だったようです。その子にとっては単なる遊び感覚の浮気だったようですが私は許すことができず、もう二度と会いたくないと思いました。
あの時、20歳と分かっていたらきっと返さずに慰謝料請求とかもっと懲らしめたと思います。