私は53歳の主婦で、税理士経験を頼られて繁忙期だけ税理士事務所で働き、それ以外のシーズンは専業主婦をしています。旦那は家電メーカーに勤務するサラリーマンで、夫婦どちらも53歳です。
家族は高校2年と大学1年の娘、それとチワワが1匹です。一見すると平和そうな家ですが、一度だけ旦那が浮ついて足を踏み外したことがあります。これはそんな旦那の一度きりの過ちの話です!
何となく25歳の時に結婚して平穏な生活が続いていました
旦那はちょっとぬけていておバカなところがあるけれど、私には無いプラス思考だったり優しいところについつい私も気が緩み、お互いが25歳の時に結婚をしてしまいました。今思えばほんとうに「うっかり」です。
真面目だからいいか。。。と思って夫婦生活を続けてきましたが・・・
まさか50歳を迎えた時に浮気をするなんて!
私が旦那の浮気に気がついたのは、旦那のスーツのポケットに見慣れないボールペンがささっていたのを見たことがきっかけでした。
持ち物に無頓着な旦那なので珍しいと思い、どうしたのか聞いてみると「自分で買った」とのことでした。
1本5千円もするボールペンなんて買うはずないわ
「これって高そうだけのどうしたの?」と聞いてもあいまいな答えで、その時はふーん、と思いましたが何かひっかかります。後で確認すると何とボールペン1本で5千円もするのものでした。
そんな高価なものを自分で買うわけがない、そう思うと、旦那のいろんな言動がひっかかります。
部署が変わって残業が増えたり、スマホをまめにチェックするようになったり、節約するとかで自分で前の晩御飯の残りで弁当を作ってみたり…どう考えても怪しいのです。
スマホさえ覗き見できれば・・・
スマホをチェックすれば何かつかめそうですが、その辺は注意深く行動していてなかなかそのチャンスがありませんでした。しかし旦那の友人が遊びに来た日、泥酔して寝てしまったのです。チャンス到来、と悪いとは思いながらも家庭を守るためのでチェックしないわけにはいきません。
やっぱり男の人ってうかつですよね。色々痕跡を消しているつもりでもどこかに消し忘れているところがある。それらの情報をたどっていくと、ある23歳の同じ会社の女の子に行きつきました。
浮気相手と思われる女性の名前がわかったのでネットでリサーチしました
その子の名前がわかったのでSNSなどをたどってみると、すぐに大量の画像がみつかり、その中にはレストランで食事をした時の写真がアップされていて何と旦那の鞄が写りこんでいました。その他、ぼろぼろ情報が出てきます。
でも不思議と悲しみはなく、がーがーイビキをかいて眠る旦那を横にして「さてどう料理してやろうか」と妙に冷静に考えていました。
どうせ離婚するほど本気でもないでしょうし
旦那の性格から考えて、若い子に言い寄られて舞い上がっているだけ、離婚するとかは考えてないだろうと思いました。すかさず財布をチェックすると、旦那が普段行かないようなブティックのレシートも出てきました。お金がないと言っているので、いいように貢がされているのかもしれません。そこにはかなりカチンときましたね・・・。
自分よりも一回り以上も下の小娘に、ギャーギャー騒いでも妻の沽券にかかわるので、ここは冷静に対処しようと考えました。
浮気相手の女性に法的な言葉をチラつかせてやりました
早速その数日後、彼女にメールで「証拠はおさえてある。離婚を考えているので、ついては法的措置をとらせてもらう。近々内容証明がいくと思う」というような内容を送りました。するとすぐに彼女から返事がきたんです。
「お互いにちょっと遊んだだけなのに、彼がのめりこんできて困っていました。」
「ごちそうしてくれるのがうれしかったが結婚するつもりなんてない」
「もちろん離婚も望んでいない。すぐに別れるし、貢いでもらったものも返すので許してほしい」
との返事。
予想通り旦那が舞い上がっていただけのようです・・・、さて次は旦那です。
彼女とのやりとりをすべて示し、にこりと笑って「さあ、どうする?」と聞いてみました。
浮気がバレているとは思ってもなかったようで口がパクパクしてましたw
酸欠の金魚みたいに口をパクパクさせる旦那は、かわいそうなくらいに滑稽でした。そして何の言い訳もできず、彼女にただ利用されていたとわかって落胆し、その後はひたすら私に土下座です。
とりあえず、もう1度彼女には脅しのメールも入れて旦那も3日間嫌味を言い続け今回はこれでひいてやることにしました。大きな貸しです!
もちろん腹もたちましたが、利用されていただけの旦那をバカだなぁと憐れむ気持ちもあったもので・・・。ただし、代償として、まず彼女から返ってきた貢いだブランド品をすべて質屋で換金させて、そのお金に旦那のボーナスを足して旅行にいくことにしました。
もちろん旦那は愛犬と一緒に留守番で、私と娘2人の3人で箱根に旅行に行きました。しかも宿泊したのは1泊3万円のちょっと高級なホテルで普段ならとても宿泊できないような豪華なところです!一度は利用してみたかったんですよね。そんなずっと行きたかった高級温泉旅館に親子3人で2泊しました。
行った先でエステのフルコースと、高い料理もオーダーしました。憧れの日本酒を楽しむ私の前で、ずっと旦那はウーロン茶を飲んでいました。
あれから旦那はウーロン茶を飲まなくなりました。よっぽどあの時にまずいと感じたんでしょうね。