浮気や不倫をされた体験談

友人の結婚式に出た旦那が浮気をしてるなんて夢にも思いませんでした

私は30歳で会社員をしています。夫(32歳)と子供(3歳)の3人家族です。

夫は製薬会社で営業をしており、私は音楽関係の講師をしています。共働きなので、子供は保育所に預けています。

夫は見た目にすごく気を使うタイプです。付き合っている時は、お洒落でぬかりがなくて格好いいと思っていましたが、結婚をしてみて中身は空っぽだということに気がつきました。

特に育児に関しては全くです。産後、自分のことに時間をかけられず、ボサボサの頭を振り乱しながら育児をする私に向かって「妖怪みたいだな。」と笑われたのには本当に腹が立ちました。

でも一緒にいるととても楽で、自分の素を出せるのは悔しいけれど夫だけなのです。私は実の母親と折り合いが悪く、姉と比較されながら育ったためいつも孤独を感じていました。その孤独から救いだしてくれたのが夫だったのです。

夫は仕事柄、飲み会や接待などが多く、朝方に帰宅することも日常茶飯事でした。でも必ず遅くなるときは連絡を入れてくれるので、そこに私は安心しきっていました。夫は潔癖な部分があるため、風俗は毛嫌いしていました。キャバクラも本当かどうかはわかりませんが、あまり好きではないと言っていました。私としてはキャバクラは許容範囲なので、隠さず報告さえしてくれればOKでした。

もうすぐ私が職場復帰をするという時、夫が高校時代の友人から結婚式に招待されました。その頃育児に疲れきっていたこともあり、出来れば早めに帰宅してほしいことを伝えました。夫は、2次会が終わったら直ぐに帰るから、と珍しく言ってくれたので、安心して待っていました。

しかし、2次会が終わる時間になっても何も連絡がないので、私は少しイライラしてきました。でも夫を信じようと思い、ぐする我が子を必死にあやしていました。

夫はその日、帰宅しませんでした。夜中に何度か連絡をしたのですが、電話は繋がらないし、LINEはいつまで経っても既読になりません。

もしかしたら事故に遭ったのではないかと気が気ではありませんでした。子供を寝かしつけた後も一睡もせずに待っていました。

夫が帰宅したのは、結婚式翌日の夕方でした。ちょうど日曜日だったので仕事は休みだったのです。

夫は帰ってくるなり私を抱き締め、謝罪をしました。そしていつもなら記念日さえ忘れているのに、ケーキを買ってきたのです。しかも私の好きなケーキ屋のものでした。

夫がシャワーを浴びに行く時、スマホを持っていったことがすごく気にかかりました。今までにもたまに持っていくことはありましたが、なんでしょうか。女の勘が働いたのだと思います。そうでなくても、連絡をしなかったのは初めてだったのでピンときたかも知れませんが。

その日は本当に何度も何度も謝ってくれたり、子供の相手をしてくれたりと夫なりに反省しているようだったので、それ以上責めることも模索することもやめました。高校時代の友人と会うのは久しぶりだと言っていたから、そのノリでキャバクラに行ったのかもしれません。私は育児ばかりで夫の相手ができないので、その辺りは申し訳ない気持ちでした。

でも夫の様子がそれをきっかけに変わっていきました。以前にも増して接待が多くなったり、基本的には土日は休みなのに仕事が残っているだの、仕事がトラブっただのと理由をつけては家を空けました。数ヶ月はそのような生活が続きました。

それでも私は信じていたのですが、ある日友人から私の夫が喫茶店に女性ているのを見たという報告をしてきました。

それを聞いた瞬間、私のなかで目を背けていたものが一気に現実に引き戻されましたような感覚になりました。

私は夫が寝たのを見計らい、私は夫のスマホを見てしまいました。

すると一人の女性との浮気が発覚しました。普段はハートなんて送らない夫がハートをいくつも送り、お互いに「愛してる」「君しかいない」というような内容文を送り合っていました。

会話をたどると、浮気の相手はどうやら高校の同級生だというこてがわかりました。その時にすべて辻褄が合い、私はその場に崩れ落ちました。

見なければいいのに、画像フォルダを開けてしまいました。そこには夫と女性が裸で抱き合ったり、キスしている画像がありました。私が育児にいっぱいいっぱいな時、夫はとても気持ちよく過ごしていたのだと思うと吐き気がしました。

でもその時の私はとても冷静で、今思い出しても怖くなるほどです。私は躊躇うことなく、それらの証拠を自分のスマホへ送りました。

そして翌日、そのことを手紙に書き置きし、我が子と家を出ました。

夫は私に何十回と電話をかけ、よほど焦ったのか、文章になっていないメッセージまで大量に送られてきました。

とにかく話したいというので、数日後夫の元に帰りました。

あんなに夫が泣きじゃくって、鼻水を流してグシャグシャの顔をしていたのは初めてでした。私はその様子も動画に納め、離婚したくないと言い張る夫に、これからは給料はすべて私が管理し、キャバクラなども一切認めないと決めました。

夫は懇願して「それでも良いから離婚は嫌だ。」と言いました。相手の女性とも直ぐに別れると言い、本当に目の前で別れの電話をしたので、なんだか可笑しくなり、離婚は踏みとどまりました。

それ以来、夫と私の立場は逆転し、夫は肩身を狭くして過ごしています。